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2024.07.09
テーマ:社外参謀◆今朝の一言 
目の前の3人に伝える
テレビでもお馴染みの
京都大学名誉教授
地震学者・鎌田先生の講義を
京都大学ELP講座にて受講

艶やかな衣装と
軽快なトークに魅力されつつ
南海トラフの脅威について
学びました

鎌田先生の学説では、

南海トラフは
2035年±5年に必ず起きる
規模はマグニチュード9.1
被害想定は東日本大震災の10倍
35メートルの津波が5分で
沿岸部を襲ってくる

まずはこれを
受け止めよう
との講座でした

人は不都合な真実は
受け止めたくありません
よもや
東日本震災の10倍クラスが
10年以内に来るなんて…
とどうしても思ってしまいます

質問は当然
先生の学説が正しいとして、
私たちはどうしたら良いのですか?
となります

大きな話しなので
国家を動かすとか
何兆円の予算をどうする
なんて答えかと思いきや
先生の回答は
至ってシンプルでした

自分たちができることをやろう
僕は論文を書くのをやめて
伝えることに専念した
でも、
全員に伝えることはできない
目の前の3人に
真剣に伝える
そうすれは
その3人は
次の3人に伝えてくれる
これを繰り返すしかない

君たちは
君たちでできることを
やってほしい

家庭でも良い
職場でも良い
まずは3人に今日の話を
伝えてあげてほしい
(石原意訳)

との回答でした

そして
この伝える方は
リーダーにとって
とても参考になります

計画を立ててがんばろ!
と思っても、
どうせあいつらには
言っても伝わらない
と諦めてしまうリーダー
たくさんみてきました

私も組織に乗り込んでいか時は
ほとんど誰も
話なんて聞いてくれません
所詮ヨよそ者ですから

それでも、
10人いれば
一人二人、
聞いてくれる子がいます

その子を捕まえて
必要に語るんです
すると
その子は変わります

こうして
一人二人と仲間を作り
気がつけば
多くの人が賛同してくれる

そんな経験をしてきました

だからわかります
多くの人に伝えたければ
遠くを見ず、
目の前の3人に
まずは伝える

鎌田先生も東日本震災では
地震学者として
命を救えなかったことを
悔やまれたそうです
だからこそ
南海トラフの脅威を
必死に伝える言葉には
重みがありました

地震の第一人者から
人に物を伝える極意を
学ばせていただきました

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