20年くらい前
ベストプラクティス
という手法が流行りました
業界で一番稼いでいる会社を見つけ
その会社の数値
(粗利率や回転率など)
に自社も近づけよう!
というマルパクリ作戦です
一番良い会社のやり方を真似れば
効果があるだろうなと思い、
石原もいくつかの会社で
トライしてみました
結果、
これが全く効果が出ませんでした
なぜだと思います???
石原も当時は不思議でしたが
今はわかります
それは
経営の真理とも呼べる
外部要因と内部要因に対する
向き合い方と
ベストプラクティス手法が
相反するものだから
経営とは
変化する需要や競合、
お客さんの動き
(=外部要因)に対し、
内部要因、
つまり、
自社の強みをぶつけ、
自社の弱みを回避する
これにより、
利益を最大化し
ビジョンを実現していくこと
外部要因と向き合い
内部要因を加味する
これが経営の基本スタンスです
ところが
ベストプラクティスは
これとは真逆
自社の外部要因も
内部要因もすっ飛ばして
とにかくヨソで良いものをやれ
との考え方
ヨソで上手くいったからと言って、
外部要因も内部要因も違う自社で
その事例を当てはめて
果たして上手くいくでしょうか?
行くわけがありません(キッパリ)
自社の外部要因と内部要因を把握し、
自社の課題を解決できそうな
ヨソの事例があれば
それを真似をする
これは効果的
ですが、
何も考えずに
ヨソの事例を真似をする
これで上手くいくほど
経営は簡単ではありません
真似するのなら、
まずは
自社の外部要因、
内部要因を明らかにしておきましょう