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2023.07.28
テーマ:社外参謀◆今朝の一言 
速い球ではなく速く見える球を投げる
50歳まで
プロ野球であり続けた男が
その秘密を明かしていました

中日ドラゴンズの左腕
山本昌さん

平均在籍年数8年
という厳しい世界で
実に32年
マウンドに立ち続けた投手です

今時
高校生でも
140キロを投げ込む中
彼の投げる球は
130キロ台

にも関わらず
プロの名だたる打者たちが
130キロ台のストレートに
振り遅れます

なぜか???

山本昌さんは
こんな言葉を残しています

『速い球を投げるのではなく
速く見える球を投げる』

速い球を投げる投手は
たくさんいます

ですが
速く見える球を投げる投手は
どれだけいるでしょうか?

自分のまっすぐより
さらに遅い球を先に投げて
後でまっすぐを投げる
すると
バッターは
遅い球が残像となり
後で見るまっすぐが
速く見えます

山本昌さんは
比較対象を作ることで
自分の弱点である
遅い球を
速く見せる術に磨きをかけ
厳しいプロの世界を
生き抜いてきたのです

このノウハウは
私たちも使えます

何を比較対象にするかで
遅い球を速く見せられるように
比較対象を作ることによって
自社の商品やサービスを
よりよく見せることは可能です

営業マンと話をすると
『うちの商品は高くて』
なんてよく言います

その営業には
何と比べて高いのか?
聞き直します

多くの場合
お客さんが高いと言っている
との回答です

つまり、
比較対象をお客さんが決めています
これではダメ
比較対象は
こちらが決めます

この商品は
あの高級な商品と
同じ機能を持っている
にも関わらず
お値段はこれぐらいです

と伝えれば
お客さんは高い
とは思いません

速い球を投げる努力も大切ですが
速く見える球を投げる努力
これも必要ですね

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