先日は、
志の輔さんの落語を鑑賞
演目は古典落語
『千両みかん』
若旦那が真夏に
『みかんを食べたい!』
と言い出し、
それを聞いた主人(親)が
番頭にみかんを探してくるようお願い
冷蔵庫もない当時
真夏にないはずのみかんを
必死に探し回り、
ついにみかん問屋から
一個だけ見つけ、
千両(今のお金で数千万円〜1億円)
で買い求める
というお話
商売人として聞くと
色々な学びがあります
学び① 商いのコツ
人が持っていないもの
(真夏のみかん)を持つことで
稼ぐことができる
みかんを保管していたことで
千両の商いが生まれました
学び② プロ魂
みかんなどあるはずのない真夏に
「みかんありますか?」
とオファーがあったとしても
「みかんはありません」
この一言を言わないために
日頃から備えていた
そのプロ魂
学び③
大切にすべきは何か?
実はこのお話
オチがあります
必要に手に入れたみかん
嬉しそうにみかんを食べる若旦那
千両もするみかんを
子供のために
惜しみなく買う主人
この二人を見て
番頭はそっと
そのお店を去るのでした…
若旦那はみかんを欲しい
という欲望を大切にし、
主人はみかんを欲しがる
子供のわがままを大切に
しています
そんな二人を見た
番頭の心やいかに…
そっと
そのお店を去る気持ちは
痛いほどわかります
大切にすることは
人それぞれ
どれも正解です
ですが
組織を持つリーダーたるもの
その優先順位を間違うと
番頭が去っていくように
あなたの組織でも
優秀な人材を失います
千両みかんから
大切にすべきものは何か
石原も考えさせられた
演目でした