ある日のこと
温泉に行き、
体重計に乗ると…
「あれ、いつもより重い…」
太ったのかなぁと凹みつつ、
家に帰って測ってみたら
いつもの体重。
やれやれ、
温泉の体重計め、
びっくりさせやがって…
と思ったのも束の間、
ある恐ろしい疑問が湧きました。
そう!
それは、
「家の体重計は本当に正しいのか?」
他の体重計にも乗ってみた結果、
なんと温泉の体重計が正確らしい
ことが判明し、
慌ててダイエットしている石原です(苦笑)
この事件からの教訓
それは、
自分が見ているデータ
それが真実なのかは
冷静に見ておく必要がある、
ということ
経営も全く同じ
売上の推移、
お客様アンケート、
社員の声
どれも「事実」に見えて、
実は都合のいいものだけを
選んで見ていることが少なくありません
「去年より伸びてるから大丈夫」
「お客様満足度は高いから問題なし」
こうした安心材料を並べているうちに、
真実の姿から目を逸らし、
気づいた時には競合に追い抜かれていた…
なんてことは、枚挙にいとまがありません
大切なのは、
自分にとって都合の悪いデータも
真正面から受け止める勇気
そして、あえて、都合の悪いデータを集めてみる心構え
この「耳の痛い事実」と
どれだけ真摯に向き合えるかで
その組織の成長は決まります
体重計の誤差でさえ、
人は安心したい方向に解釈する
ならば経営判断はなおさらです